初心者が知っておきたいFXの通貨の特徴とは?

FXは確定申告が必要?

FXとは、各国の通貨を売買し、為替差益を得ることを目的とした資産運用法です。どの国の通貨を売買しても良いのですが、初心者の場合は、ドルやユーロ、ポンドなどの信頼のおける通貨で運用するのが良いでしょう。

FXを通してうまく利益をあげていくためには、円が高いときに外国の通貨を安く買って、円が安くなって外国の通貨が高くなったときに売ることです。為替取引はインターネットを使うことで24時間、いつでも行うことができるのが大きな特徴となっており、仕事から帰ってきた後に取引を行うことも可能です。

ただ取引時間が決まっている株と異なり、24時間取引が行われているFXの場合、眠っている間に大暴落なんてことがあると大変です。このようなリスクを避けるために、自動の売買システムを利用して、為替が指定した額に達した場合、自動で売ったり、買ったりするように設定します。こうすることで1日中パソコンの前に座って相場を監視する必要から解放されるわけです。

また、レバレッジを使うことで資金が数倍あることとして運用することができます。そのため少ない資金からスタートできるのもFXの魅力です。

外貨取引で為替差益が出た場合の確定申告について

FXによって利益を得た場合は、確定申告において雑所得として申告し税金を支払う必要があります。しかし、確定申告が免除されるケースもあります。それは年間の利益が20万円以下の場合です。20万円までの雑所得は経費としてみなされ税金を納める必要がありません。従ってもし為替差益が出なかった場合は、確定申告の必要もありません。

難しいのは、年末に差し掛かってきた場合です。為替差益は年間のトータルで見ます。たとえば、12月の時点で20万円以下の利益しか上げていなかったのですが、12月に入ると相場が大きく動いて50万円の為替差益を発生したとします。しかし、利益を確定するまでは含み益の状態なので、税金の対象にはまだなっていません。そのため年内に利益を確定すれば税金が発生しますが、翌年に利益を確定すれば税金を納める必要はなく、確定申告の必要もなくなるというわけです。

このように年間20万円前後の利益の方は、利益確定のタイミングを上手に調節することで節税を行うことができるので、年末が近づいてきてからの運用は慎重に行い、利益が出ているのなら来年に持ち越し、逆に損失が出ているのなら年内に確定してしまうのが良いでしょう。