FXを始めるためには、まず取引口座を開設しなければなりません。
最近ではインターネットで手続きを完結させられるとは言え、最終的には郵便で口座開設のお知らせが届くため開設完了までは一週間ほどかかるのが一般的です。その間に、FXで利益を出すためにやっておきたいことがあります。
まずやるべきなのは、FXの取引方法を知ることです。
他の投資と同じように、買ったときと売ったときの差額が利益になることはよく知られていますが、FXは通貨ペアというくくりで取引を行うため売買している通貨の価値が上がったのか下がったのかを瞬時に判断することが難しいのです。日本円であれば円安と円高の意味を知っておかなければなりません。
そのことを知っておくと、取引において注文を出すときに迷うことがなくなります。
また、複数の注文方法を使いこなすためにその意味を知っておく必要があります。
成行注文や指値注文だけではなく、トレールストップやイフダン注文などについても十分な理解をしておかなければ適切なタイミングで売買を行うことができず、利益を出せなくなります。
こういったFXについての基礎を知るためには、デモトレードを行うことがおすすめです。
初心者のFX取引の注意点
FXは、取引口座を開設して注文を出し、決済するという一連の取引を行うこと自体は難しくありません。
そのため、初心者でも簡単に利益を出すことができると誤解して十分な準備をせずに取引を始めてしまうことがあります。しかし、取引が簡単なことと利益を出せるか否かは別問題であり、多くの人が初心者の域を脱しきれないまま損失を積み重ねることになります。
初心者がFXを行う際に注意しておかなければならないのは、資金に余裕を持つということです。FXは損失を出す可能性が低くありません。
そのため、資金に余裕がない状態で取引しようとすると資金を失うことを極端に恐れ、絶好の売買タイミングが訪れても注文を出せないことがあるのです。
また、資金が少ないとレバレッジの比率が高くなり、必要以上のリスクを背負うことになってしまいます。損失が加速度的に増えるため、あっという間に自己資金の全てを失ってFXを諦めざるを得なくなります。
FXは経験が必要になる投資です。そのため市場に参加し続けて多くの取引を行い、経験を積むことが求められます。
十分な資金を用意しておくことで経験を積むことが可能になるのです。